阿川ほうせんぐり海浜公園【ながと四季マップ】
2016.7.12
タロファ、(=ゝ=)です。
7月も中盤に入り、本格的なお中元シーズンが到来しましたね。
藤光海風堂でも、夏ギフトセールを開始しております。
良い物を少しでも手軽にお届けしていただけるよう、お安い値段と分かりやすいネットショップでお待ちしております。
ところで、みなさまは「お中元」の語源をご存知ですか?
中元というのは、中国の宗教である「道教」で行われる習慣「三元」のことです。
ちなみに、麻雀で發・白(真っ白の牌)・中という3つの牌が3枚ずつ揃う役は「大三元」と呼ばれます。
役満の大きな役ですが、三元とは関係がありません。
大三元の由来は、古代中国で最難関と言われた公務員試験「科挙」の試験内容を、全て主席で合格することだそうです。
三元の由来についてですが、元々は「三官大帝」と呼ばれる龍王の孫たちの誕生日を祝うものだったらしいですが、のちのち意味合いが変わってきたようです。
三元は「上元」「中元」「下元」の3つに分かれています。
上元は元宵節とも呼ばれるお祭りで、各地に色とりどりの提灯が飾られます。
中元は盂蘭盆会(らうぼんえ)とも呼ばれ(元々は別々の祀り事だったようですが、今では意味合いが一緒になっているようです)、先祖の霊を供養する日です。
下元は経典を読み、厄除けをする日だそうです。
この内、中元(盂蘭盆会)は日本に伝わった後「お盆」に派生したそうです。
ですが、元々の中元に贈り物をするという意味合いはなく、これは日本独自の風習だそうです。
ヴァレンタインデーしかり、お歳暮しかり、中元しかり…日本の企業は商売上手日本人って贈り物大好きですよね。
この習慣が、今の絆やおもてなしに繋がっているのでしょうね。
阿川ほうせんぐり海浜公園【ながと海マップ】(下関市豊北町・阿川地区)
今回は、長門市を少しだけ離れ、お隣の下関市へ。
下関市の豊北町で有名な箇所といえば、もちろん「角島」。
ですが、その角島と長門市の中間辺りにも綺麗な海浜公園があります。
それが「阿川ほうせんぐり海浜公園」です。
所在地:山口県下関市豊北町大字阿川下市
アクセス:ブルーライン交通「阿川下市」徒歩5分
JR山陰本線「阿川駅」徒歩10分
藤光海風堂より車で35分
駐車場:約120台
駐車料金:無し(シーズン中は有料)
営業時間:無し
トイレ:有り
シャワー:有り(期間あり/200円)
特記事項:公園内は乗り物の乗り入れが禁止となっていますのでご注意ください
詳細情報:やまぐちの海水浴場
下関市豊北町阿川地区は、凹んだ湾に面するのどかな町です。
その湾の端、その部分が海浜公園として整備されています。
綺麗な「砂浜」だけでなく、遊んだりゴロゴロできる「芝生」、ゆっくりお散歩できる「遊歩道」、そして特徴でもある「謎の建物」。
鉄骨むき出しの、農業用テントのような外観のコレ。
長さは約200m、中にはベンチが設置されている建物です。
夏場は緑のカーテンが優しく覆います。
幼少の頃訪れた時は、怪獣の骨だろうかなんて思った記憶があります。
「コレは…人類を滅ぼしかけた巨大蛇怪獣『ほうせんぐり』の化石なんだよ」
「へぇ~!そうなんだぁ~!」 ※この物語はフィクションです
ちなみに「ほうせんぐり」の由来は、この浜にある岩「放生礁(ほうじょうぐり)」、阿川地区の昔の呼び名「法師ぐり」から来ているそうです。
詳しくは、「道の駅 北浦街道ほうほく」さんが書かれたコチラのブログをご参照ください。
この海浜公園の特徴はもうひとつあります。
写真右にある、海に突き出した遊歩道です。
モチーフはおそらく、ほうせんぐりの由来となった放生礁ではないかと。
海の上からお魚を見ながらお散歩を楽しんじゃってください。
沖合に防波堤があるおかげで、海浜公園は優しい漣が打ち寄せます。
透き通った海は、「豊北の海は、角島と土井ヶ浜だけじゃないほっちゃ!」と訴えかけている気がします。
日本海と響灘の中間にあり、漁場は豊富で海も綺麗な豊北町。
長門市の最大のライバル山口県で一番美しい町と呼んでも良いかもしれません。
最後に、長門市から角島・阿川ほうせんぐり海浜公園・土井ヶ浜海水浴場へ行かれる際、ぜひ立ち寄っていただきたいお店があります。
それが「だるま堂」さんです。
ここの名物は、「青海苔羊羹」
「青のり!?しかもようかん!?イミワカンナイ!」って思いがちでしょうが、意外とこれが合うんです。
ぜひ召し上がってみてください。