ながと仙崎花火大会【ながと四季マップ】
2016.7.26
ドルバ デン、(=ゝ=)です。
今回は夏の風物詩「花火」の特集ということで、前置きは花火についてのお話をしたいと思います。
花火の起源は6~10世紀頃の中国だと言われています。
当時の花火は、どちらかと言えばロケット花火や爆竹に近く、楽しむものではなく敵を威嚇する武器として使われていました。
鎌倉時代の元寇でも、「てつはう」という火薬武器が使われていましたね。
そんな花火が今のように、見るものとして楽しまれ始めたのはヨーロッパに伝わった13世紀頃で、当時の貴族たちが権力を誇示するために、音を大きくする・色をつけるなど進歩していきました。
16世紀頃には花火師や花火師育成所がヨーロッパ中に誕生し、今のような花火の形になったとされています。
日本に花火が伝わった時期というのは定かではないようですが、今のような見る花火が伝わったのはヨーロッパと交流が始まった戦国時代頃のようです。
鉄砲やキリスト教だけでなく、色んな物が伝わってきていたのですね。
伊達政宗や徳川家康も、当時伝わった花火を見物したとされています。
現在放送中の大河ドラマ「真田丸」では、特に描かれてはいませんが。
本格的に花火が普及し始めるのは、みなさまもご存知の「玉屋」「鍵屋」が花火製造を始めた18世紀のことです。
隅田川花火大会もこの頃から開催されるようになり、夏の風物詩として親しまれるようになりました。
ちなみに玉屋は、火薬の失火から江戸の街を焼いてしまい、たった1代で取り潰しとなったそうです。
火の取り扱いには細心の注意を!
鍵屋は花火製造こそ廃業したものの、今も打ち上げ花火業を続けています。
山口県で花火大会が行われ始めた時期などは分かっていませんが、連続開催であれば昭和8年に始まった「厚狭花火大会」(山陽小野田市・7/25)が、
判明しているものであれば明治末期に始まった「ふしの夏まつり」(山口市・7/30)が最古の花火大会とされています。
他にも有名な花火大会といえば
・宇部市花火大会(宇部市・7/23)
・秋吉台観光まつり花火大会(美祢市・7/30)
・関門海峡花火大会(下関市・8/13)
などがあります。
また、長門市および近郊で行われる花火大会のラインナップは以下の通りです。
・須佐湾大花火大会(萩市/須佐・7/28)
・萩・日本海大花火大会(萩市/菊ヶ浜・8/1)
・油谷夏まつり(油谷/河原・8/14)
・豊北夏まつり(下関市/阿川・8/27)
気になる花火大会がありましたら、ぜひお越しくださいませ。
【ながと夏マップ】ながと仙崎花火大会(仙崎地区)
今回のブログは、7/23に開催された「ながと仙崎花火大会」の模様をお伝えいたします。
今回で62回目を数える、長門の夏の風物詩を、写真ではございますがお楽しみください。
所在地:山口県長門市仙崎海岸通り
アクセス:サンデン交通・防長交通・ブルーライン交通「仙崎駅」徒歩5分
藤光海風堂より車で約10分※
駐車場:各地に臨時駐車場が設けられます
開催時間:16:00~(花火は20:00打ち上げ)
打ち上げ数:3000発
トイレ:有り
特記事項:各臨時駐車場・駅などよりシャトルバスが運行されます。詳しくは長門商工会議所へお問い合わせください。
詳細情報:長門市観光コンベンション協会
※この情報は第62回時のものです。2017年の開催については、長門商工会議所へお問い合わせください。
ここからは文字無しでドンドン画像を載せちゃいますよ。
…花火だけにね!
残念ながら年々規模は縮小していますが、それでも長門の夏はやはりこの花火から始まります。
ぜひ次回は、お越しになられてご覧ください。