赤滝湖(大坊ダム)【ながと四季マップ】
2016.8.12
ボンジョルノ、(=ゝ=)です。
もうすぐ、夏の全国高等学校野球選手権大会決勝が行われますね。
今年はどの高校が栄冠を掴むのでしょうか。
ちなみに山口県代表で出場しておりました高川学園高校は、1回戦で敗退してしまいました。
高川ナインの皆様、お疲れ様でした。
山口県代表としての最高順位は、柳井高校の優勝(昭和33年)です。
記憶として残っている山口県勢といえば、桑田・清原率いるPL学園と決勝で激戦を繰り広げた、宇部商業高校(昭和60年)ではないでしょうか。
最近は初戦敗退が多い山口県勢ですが、かつてはかなり強豪校揃う地区だったようですね。
ちなみに、春のセンバツでも下関商業高校が優勝(昭和38年)しています。
かつて山口県内にはプロ野球チーム「大洋ホエールズ(現:横浜DeNAベイスターズ)」が下関にありました。
今現在は、隣県の「福岡ソフトバンクホークス」や「広島東洋カープ」を応援している人が多いですね。
どちらも今年は勢いに乗っていますので、優勝していただければ両方に挟まれた山口県としても嬉しいです。
今県内にあるプロチームは、サッカーJ2の「レノファ山口FC」のみとなってしまいました。
野球ではないですが、こちらも勢いに乗っているチームですので、今後の活躍が楽しみです。
【ながと夏マップ】赤滝湖(大坊ダム)(河原地区)
人工的に作られる水溜め「ダム湖」ですが、黒部ダムをはじめ今や観光スポットの1つになっています。
自然の豊かさ、ダムの美しさ、放水の迫力などが人気の秘訣ですね。
長門市内にもいくつかダム湖がありますが、今回ご紹介するのは油谷町の山奥にある「赤滝湖(大坊ダム)」です。
所在地:山口県長門市油谷河原761-5
アクセス:ブルーライン交通「ラポールゆや」徒歩45分
藤光海風堂より車で約25分
駐車場:約20台/無料
トイレ:有り
特記事項:ここから一の俣温泉(国道491号線)、俵山(県道38号線)へ向かう道は、狭く離合困難です
詳細情報:山口県 河川課
湖の前にざっとダムの説明から。
大坊ダムは、昭和48年に完成した、山口県内では初の治水ダムです。
形式:重力式コンクリートダム
堤高:43.5m
堤頂長:115m
総貯水容量:3860k㎥
ちなみに「重力式コンクリートダム」とは、コンクリートの重さを利用して水圧に耐える、地震や洪水に強いタイプのダムです。
欠点として、コンクリートを大量に使う、堅固な基礎地盤が必要など。
有名な黒部ダムは、アーチ式コンクリートダムになります。
長門市で1・2番目に高い山「天井ヶ岳(691.1m)」「一位ヶ岳(671.6m)」が水源のこの大坊川は
古くから下流域の洪水が多発し、雨が降らなければ干ばつを起こしていました。
そこで洪水&干ばつ対策としてダムの建設がスタートしました。
これ以来、川における自然災害は発生しておりません。
こうしてできた大坊ダム湖ですが、愛称として「赤滝湖」という名前が付いています。
“赤滝”というのは、ダム建設によって水没した地区名から来ています。
沈んでしまっても、大きな湖の名前として今も親しまれています。
この赤滝湖、人工的に作られた湖であるにもかかわらず、ずっと古くからそこにあったかのような渓谷感を漂わせています。
さらにここを通る国道491号線は、車通のとても少ない道ですのでとても静かです。
人工的な音を1つも感じることなく、風・鳥・虫・水…染み入るような自然の音色を感じられます。
喧騒から抜け出し、世界でたった一人になってしまったと錯覚しそうな静寂の中で、深く瞑想をする。
さすれば、自ずと答えが浮かび上がるであろう(仏のように語る)
赤滝湖の特徴的な建造物として、この赤いトラス鉄橋があります。
名をそのまま「赤滝橋」といいますが、この橋がさらに渓谷感を深めています。
夏の鮮やかな緑の中に架かる、深紅の大きな橋。
秋は紅葉の名所としても知られていますので、より一層赤が深まります。
つまり「朱に交われば赤くなる」です。
意味は違いますけど。
走りやすい広い国道(油谷側からのみ)の先にフッと広がる秘境の湖。
世の中の喧騒につかれた際は、ぜひ足を踏み入れてください。
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